自転車での移動中にポンチョを着用することは、実はかなりのリスクを伴います。
一昔前は傘をさして自転車をこぐ人も多かったですが、現在はそのような危険な行為は減ってきています。
それに代わって、ポンチョやレインコートを選ぶ人が増えてきました。
ポンチョは軽くてコンパクト、着るのも簡単で人気がありますが、実はさまざまな危険が潜んでいるんですよ。
特に前かごを覆うタイプのポンチョは、始めは革新的に感じられましたが、雨天時には視界が遮られたり、風でバランスを崩しやすく事故の原因にもなり得ます。
この記事では、自転車通勤経験者の私がポンチョ使用時に感じた危険と、それからレインコートに変えた理由を交えて、安全に自転車を利用するためのポイントをご紹介します。
安全なレインコート選びに役立つ情報もお届けするので、ぜひ参考にしてくださいね。
自転車でのポンチョ使用がもたらす危険
雨の日の自転車用アイテムとしてポンチョが人気ですが、実はおすすめできません。
ポンチョのメリットは
- 軽量
- コンパクトに折りたためる
- バッグに入れやすい
という点です。
さらに、前かごを覆うタイプのポンチョは荷物を雨から守ると同時に、蒸れにくく足元も比較的乾燥を保てるため、一見すると非常に便利ですよね。
しかし、これらのメリットがある一方で、安全性に問題があります。
私が初めて自転車通勤を始めた際に選んだのもポンチョでしたが、使用してみるとその危険性を感じ取ることができました。
この記事では、ポンチョを使ってみて感じたリスクについて、私の体験をもとに詳しく説明します。
前かごカバー付きポンチョの落とし穴
自転車用の防水アイテムとしてポンチョを選ぶ際、私は少し厚手の前かごカバータイプを選びました。
通勤で約30分の距離を走るため、薄い素材のものでは心配だったのです。
このポンチョは素材がしっかりしており、重みもあるため通常は風であおられにくいです。
しかし風の強い日には、さらなる対策が必要でした。
「今日は特に風が強いから危険かも」と感じ、ポンチョが飛ばされないよう前かごに洗濯バサミで固定。
しかし、途中で洗濯バサミの一つが飛んでしまい、もう一つの洗濯バサミだけではポンチョが持ち上がってしまったのです。
完全に飛んでしまっていたら、視界を遮られて転倒するかもしれない状況でした。
この経験から、私はより強固な固定方法として事務用のダブルクリップを使用するようにしました。
これにより、風の強い日でも安心して使用できるようになりましたが、やはり強風時の使用は慎重にするべきです。
ポンチョの使用時に注意すべきリスクとその対策
ポンチョはその軽さや手軽さから多くの人に選ばれがちですが、実は多くのリスクが伴います。
特に、風が強い日にはポンチョの裾がめくれ上がることがあり、これが原因で視界が遮られる事故につながることも。
たとえば、前かごカバータイプのポンチョを使用している場合、強風でポンチョが持ち上がらないよう固定することが必要ですが、固定具が外れると大変危険です。
また、ポンチョの素材が薄いために、強い風では破れてしまう可能性もありますし、防水性が低く雨水が染みることも。
長めのデザインのポンチョは、自転車の車輪に引っかかりやすく、これが原因で急停止や転倒を引き起こすこともあります。
フード部分の問題も指摘されています。
フードがしっかり固定できないと、風で飛ばされてしまうことがあり、またバイザーが柔らかいと風で顔に密着してしまうことがあります。
これが原因で驚いてしまい、うっかりハンドル操作を誤ることも。
このように、ポンチョは便利ですが多くのリスクを伴うため、使用する際にはこれらの点をしっかりと考慮する必要があります。
特に悪天候の日はより一層の注意が必要です。
注意が必要！子供乗せ自転車での雨天時の服装について
子供を自転車の後ろに乗せている際、少しの動きでバランスを崩しやすくなることは多くの親御さんが経験されているかと思います。
特に、子供は何かに興味を持つと、その方向をじっと見たり、体を動かしたりするものです。
しかし、雨天時にポンチョを着用していると、風でポンチョがはためき、この動きがさらに危険を引き起こす可能性があります。
たとえば、風にあおられたポンチョが目の前で揺れ、それに手を伸ばした瞬間にハンドル操作が狂ってしまうことも。
さらに、停車時にポンチョの袖が何かに引っかかり、思わずハンドルを握れなくなる事故も報告されています。
これが原因で前かごの重みで自転車が傾き、最悪の場合は転倒してしまうことも。
このようなリスクを避けるため、ポンチョよりもしっかりとフィットするレインコートの方が安全です。
子供が後ろに乗っている場合には、特に慎重に選んでいただきたいと思います。
次に、安全でおすすめのレインコートをいくつか紹介しますね。
自転車用レインウェアの選び方！ ポンチョとレインコートの比較
自転車での雨の日の対策として、スタイルを重視するならポンチョが選ばれがちです。
しかし、実用性や安全面を考慮するとレインコートの方が優れています。
特に、機能性や安全性を重要視する場合、ワークマンのようなブランドのレインウェアがおすすめです。
これらはデザインだけでなく、使用者の安全も考慮した上で作られており、雨の日の自転車使用に適しています。
ワークマンのBAG in透湿レインコートで快適性を追求
ワークマンの「BAG in」レインコートは、自転車通勤にもぴったりなアイテムとして注目されています。
スリムなデザインでありながら、背中の隠しファスナーからはリュックサックを収納できる拡張マチが現れ、大変便利です。
フード部分は長いつばと形状保持設計で、顔周りをしっかり守ります。
また、コートの内側にはホック付きの追加生地があり、雨水の侵入を効果的に防ぎます。
ワークマンでは、このレインコート以外にも多様なレインウェアを取り揃えており、別売りのレインパンツや完全防水スーツなど、アウトドア活動でも活躍する商品が豊富です。
下記のYouTubeチャンネルでは防水ウェアの特集も公開されていますよ。
機能性に富んだレインコートや靴など、多彩なラインナップが紹介されています♪
BUQIRENレインコート【昇級版】で雨の日も快適に
おすすめしたいのが、［BUQIREN］ブランドからリリースされているレインコートの新しいバージョンです。
この【昇級版】レインコートは、特に便利な取り外し可能なバイザーが特徴で、使い勝手が格段に向上しています。
多くのユーザーから高評価を受けているこのレインコートは、付属の収納袋にスッと収まり、持ち運びも楽々。
雨の日の外出もこれがあればもう心配無用！その実用性と機能性で、多くの人に支持されています。
［BUQIREN］レインコートの特長
このBUQIRENブランドのレインコートは、快適な袖付きデザインでゆったりとした着心地を提供します。
短めの丈でも安心感を与えるのは、便利なレッグカバーが付いているからです。
雨の日の外出もこれ一枚あれば心配無用です。
Youtubaレインコートで雨の日も楽しく出かけよう
新しい［Youtuba］のレインコートは、超撥水性能で素早く乾き、ゆったりとしたサイズ感が自転車乗りにもピッタリです。
特に便利なのは、雨から顔をしっかり守る二重の透明バイザーです。
ポンチョがデザイン性で選ばれがちな一方で、このレインコートはその機能性と安全性で注目されています。
軽い雨にはポンチョも良いですが、本格的な雨の日にはレインコートが最適。
様々な天気に対応できるように、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。
自転車用レインコート選びの決定版！6つの選択基準を解説
自転車での移動には、風に強いレインコートが最適です。
ポンチョも人気ですが、安全面を考えるとレインコートがお勧め。
ただし、適切なレインコート選びが重要です。
以下では、私が自身の経験からポンチョからレインコートへの切り替え時に特に注意した、安全かつ快適に自転車を楽しむためのポイントをご紹介します。
これらを参考に、あなたにとって最良の選択をしてくださいね。
レインコート選びで失敗しない！袖口は狭いタイプがベスト
自転車用の服装を選ぶ際は、袖口が狭いものを選ぶことが重要です。
特にゴムが入っているタイプやマジックテープで調節可能な袖口は、安全面で優れています。
袖口が広い服は通気性が良く、夏場には涼しく感じるかもしれません。
しかし、広い袖口は、急な動作時に自転車のハンドルに引っ掛かりやすく、事故のリスクを高めてしまいます。
そのため、安全を優先して狭い袖口のアイテムを選ぶべきです。
自転車用レインコートの必須アイテム！ハードタイプのバイザーを選ぼう
ポンチョやレインハットのソフトタイプバイザーは不安定ですが、ハードタイプのバイザーを選ぶと安定感が増します。
特に、バイザーが二枚あるタイプが推奨されます。
一枚目のバイザーを前方に、もう一枚を下向きに配置することで、風や雨の影響を大幅に減らすことができます。
これにより、激しい雨の中でも顔が濡れにくくなります。
私自身もこのタイプのバイザーを装備したレインコートを使用しており、二枚のバイザーがしっかりと固定されるため非常に安心感があります。
フードの大きさ調整機能付きレインコートで雨の日も視界クリア
多くのレインコートには顔周りのサイズ調整機能が付いていますが、特に大切なのは頭のサイズに合わせられる設計です。
例えば、私が選んだレインコートでは、フードのサイズがマジックテープで調整できます。
これにより、頭頂部から後頭部にかけてピッタリとフィットし、動きやすさが格段に向上します。
さらに、この調整によってバイザーの位置もしっかりと保たれ、視界がクリアになるため非常に重宝しています。
この機能はレインコート選びの際に重視すべきポイントです。
安定感抜群！あごで固定できるフードがあるレインコートを選ぼう
フードが顔と同時に動くことで安全性が向上するため、あごで固定できるデザインがおすすめです。
多くのレインコートには首で留めるマジックテープがついていますが、あご下で固定することで視界が良好に保たれ、左右の動作もスムーズに行えます。
顔周りのフィット感は事前に調整して、快適に使用できるようにしましょう。
この小さな工夫が、雨の日の安全を大きく支えます。
レインコートの長さは適度がポイント！自転車乗りのための選び方
レインウェア選びで大切なのが丈の長さです。
短すぎると足元が濡れてしまいますが、長すぎると歩きにくくなってしまうため、安全面でも問題があります。
理想は膝が隠れるくらいの長さで、動きやすさと防水性をバランス良く保つことが重要です。
足元をさらに守りたい場合は、レッグカバーやシューズカバーの使用をお勧めします。
これにより、濡れを最小限に抑えることができます。
裾の幅を調整するドローコードが付いているときは、自転車の車輪に引っかからないように気をつけましょう。
生地はやや厚めを選んで、雨の日の自転車通勤・通学を快適に
レインコートは梅雨や台風のような強い雨の日に特に便利ですが、その実用性は一年中役立つものです。
意外と多くの場面で着用することになるため、耐久性のある厚手の生地を選ぶことが大切です。
薄手の生地では自転車をこぐ際にすぐに擦れて破れる可能性が高くなります。
そのため、少々値は張りますが、厚みのある生地を選んでください。
このタイプのレインコートは、水をはじく能力も高く、小さな摩擦にも強いです。
また、どんなに良い生地でも、使用頻度が高いとその機能は低下します。
使用後は必ず乾燥させ、定期的に撥水スプレーでケアすることで、長く愛用することができますよ。
まとめ
雨の日の自転車利用では、安全なレインウェアの選択が非常に重要です。
特にポンチョはそのデザイン上、風によってはめくれ上がりやすく、これが原因で視界が遮られるリスクがあります。
また、ポンチョの広い袖口はハンドルに引っかかりやすく、急な操作が必要な時に事故につながることも。
これに対し、レインコートは体にフィットする形状のため風でのめくれが少なく、安全性が高いとされています。
特に二重のバイザーを備えたものや、フードのサイズ調整が可能なタイプは、雨風を効果的に防ぎながらも、しっかりと視界を確保できるためおすすめです。
ポンチョにもレインコートにも、それぞれに良い点と注意点があります。
ブランドや製品によっても機能や特性は異なりますので、一概にどちらが良いとは言えませんが、用途や個人の好みに合わせて選ぶことが重要です。
購入前には、各レインウェアの特徴をよく理解し、自分にとって最適なものを選ぶようにしましょう。
安全性を最優先に考えるなら、特に自転車用としてレインコートの方が向いていると言えるでしょう。
使用する環境や自身の乗り方に合わせて、最もリスクの少ないアイテムを選び、快適に雨の日も自転車を楽しんでくださいね。
