デグーはその愛らしい姿と賢さで多くの人々を魅了していますが、新しい環境に慣れるまでの心の壁は意外と高いもの。
デグーが心を開くまでには、特別な接し方が求められます。
この記事では、デグーが飼い主に懐いている証拠としてよく見られる行動や、デグーが安心してあなたに懐くまでの過程、そして飼い主として避けるべき行動をわかりやすく解説します。
デグーの懐き方は段階を踏んで進むものです。
デグーとの信頼関係を築くためのポイントを押さえ、デグーが見せる信頼のサインを見逃さないようにしましょう。
一緒に学びながら、デグーとの生活をより豊かなものにしていきませんか？
デグーが懐いてる証拠はこの5つ！
デグーとの日々の交流で、彼らが飼い主に心を開いているかどうかは、特定の行動から見て取ることができます。
今回は、デグーが懐いていると感じられる５つの典型的な行動についてご紹介します。
- 名前に反応して近づく
デグーは声をかけると反応し、特に名前を覚えていれば、呼ばれたときに近づいてくるようになります。 - 触らせてくれる
初めは警戒心が強いですが、信頼関係が築かれると、触れることを許します。 - 甘えた声で鳴く
デグーが安心しているとき、甘えたような鳴き声を出すことがあります。 - マッサージを求める
首元や手のひらあたりを優しく撫でると、デグーはその心地よさに目を細めます。 - 体を密着させる
デグーは自然に体温を共有する習性があり、「デグー団子」と呼ばれるほど密接に寄り添います。これが飼い主に向けられるとき、それは深い信頼の表れです。
これらのサインを見せるデグーは、飼い主との絆が深まっている証拠。
愛情を込めて接することで、デグーとの関係はさらに強くなるでしょう。
デグーが懐くまでの心の変化5段階！
デグーとの関係が深まる過程を、段階別に詳しく見ていきましょう。
ここでは、デグーがどのようにして飼い主に心を開いていくかを、5つのステージに分けて説明します。
初期の警戒心：デグーが飼い主に慣れるまで
家に来たばかりのデグーは、まだ環境に慣れず警戒心が強いです。
この時期は、飼い主の姿や家の物音に対して敏感で、何かにビクつくことが多いです。
怖がらせないように、穏やかな声で話しかけたり、エサを与えたりしながら、デグーのペースに合わせて慎重に接することが大切です。
最初は触れることを控え、安心できる空間を提供しましょう。
名前への反応：デグーが親しみを示すサイン
デグーは知能が高く、徐々に自分の名前や飼い主の声、顔を認識するようになります。
デグーが慣れてくるにつれ、声をかけると反応して近づいてくるようになります。
さらに親しみが深まると、名前を呼ばれたときに積極的に反応するようになるのです。
この変化は、デグーが飼い主との信頼関係を築いている証拠です。
スキンシップの許可：デグーが信頼を深める瞬間
デグーが撫でさせてくれるようになると、それはデグーが飼い主との距離をかなり縮めている証拠です。
人間でさえ、信頼していない人に触れられることを好まないのと同様に、デグーも異種である人間に身を任せるのは大きな一歩です。
この行動は、デグーが飼い主を安全で安心できる存在と認識し始めていることを示しています。
甘えた鳴き声：デグーの愛情表現
デグーはさまざまな鳴き声を使ってコミュニケーションを取ります。
特に「ピルピルピヨピヨ」という可愛らしい鳴き声は、飼い主に対する甘えのサインです。
この声を聞いたら、撫でたりマッサージをしたりすることで、デグーの期待に応えて愛情を育んでいきましょう。
デグーがこのように甘えてくるときは、飼い主との間に強い絆が築かれている証拠です。
親密な接触：デグーが飼い主を家族と認識する瞬間
デグーは非常に社会的な動物で、互いに寄り添って体温を共有する「デグー団子」と呼ばれる行動をとります。
この行動が飼い主に対しても見られる場合、それはデグーが飼い主を仲間、つまり家族の一員と認識している証です。
デグーが身体をすり寄せて一緒に寝るようになったとき、その温もりと寝息に心打たれる瞬間でしょう。
デグーが懐くための基本的なコツ
デグーに懐いてもらうためには、「焦らずゆっくりと慣れさせること」と「自分が世話をする存在であると認識させること」の２つのポイントが大切です。
新しい家に迎えたばかりのときは、どうしてもかまいたくなる気持ちが強くなるかもしれません。
しかし、まだ新しい環境や人々に慣れていないデグーにとって、過度な接触はストレスにつながることも。
初めは静かに見守りつつ、食事の提供や清掃など、基本的な世話を一貫して行うことが重要です。
これにより、「この人は怖くない」「世話をしてくれる人だ」という安心感をデグーに与えることができます。
デグーが飼い主に懐くまでの時間は、個体によって大きく異なります。
すぐに親しみを感じるデグーもいれば、少し時間がかかるデグーもいます。
もしすぐに結果が見えなくても、焦らずにゆっくりと時間をかけて、信頼関係を築いていくことが大切です。
デグーとの距離が広がる！避けるべき飼い主の行動
デグーとの信頼関係を築く上で、特に避けるべき行動がいくつかあります。
これらの行動を続けてしまうと、デグーが飼い主から遠ざかってしまう可能性があります。
食事を与える際やケージを掃除する際も、できるだけデグーが安心できる環境を保つことを心がけ、適度な距離感を保ちながら接しましょう。
このような配慮が、デグーとの信頼関係構築につながります。
デグーの性別はオスとメスどちらが懐きやすい？
デグーを飼う際、性別による違いが気になることもあるでしょう。
一般的には、オスのデグーの方が新しい環境や人に慣れる速度が早いとされています。
これはオスが好奇心旺盛で社交的な傾向があるためです。
ただし、メスのデグーがまったく懐かないわけではありません。
メスも適切な接し方と環境が提供されれば、深く懐くことができます。
また、複数のデグーを飼う場合には、メス同士の方が喧嘩が少なく、群れとしての安定性が期待できるため、多頭飼いを検討している方にはメスが推奨されることもあります。
まとめ
デグーを新たに家族に迎えた際、どのように接すれば懐いてくれるのか、そのポイントをまとめました。
- 最初は触れずにお世話を中心に
新しい環境に慣れるまでは、デグーに余計なストレスを与えないよう、触ることを控えて基本的なお世話に集中しましょう。 - 優しい声掛けを心掛ける
デグーが「飼い主＝怖くない」と感じるように、優しく穏やかな声で話しかけ、安心感を与えてください。 - 密着してきたら信頼の証
デグーが自ら寄り添ってくる行動は、飼い主への信頼が最大に達した証拠です。
デグーは懐きやすい性質を持つと言われていますが、個体や性別によって懐くスピードには差があります。
最初のうちは特に警戒心が強いため、焦らずじっくりと向き合うことが重要です。
適切なケアと環境を整えることで、デグーも徐々に心を開いてくれるでしょう。
