10年前にレーシックを受けた体験日記 【後編】 です。
いよいよレーシック手術当日
前編はコチラからご覧ください。
レーシック手術の予約は2008年9月25日の17時半からでした。
術後1週間は自己シャンプー禁止。
(医院によって違うと思います。私は一度、いつもお世話になっている美容院でシャンプーだけしてもらいました。)
手術当日はメイクいっさい禁止!(目まわりは化粧水や乳液等も禁止)
17時10分に着。
これから手術を受けるであろう人が何人かいます。
手術終わった人が出てくるたびに心臓が早まります。
結局呼ばれたのは18時10分。
どうやら私は最後の手術患者みたいです。
靴を脱ぎ、待機部屋みたいな所へ。
手術後らしき人が、ゆったりと座って休んでいます。
術後に貸し出される保護メガネを選ばせてくれます。
が、「もうこれだけしかないですけど」と、2コしかない中からマシな方を選びました 笑
荷物とメガネをロッカーにしまい、
白い紙製のヘアーキャップに髪の毛を(前髪もすべて)しまうように言われます。
鏡あるけどね、裸眼だしね、見えないんですよね 笑
次は白い紙製の割烹着みたいな物を着ます。
そして、イスに座り、手術中の説明&注意点を聞きながら
目周りを中心にほぼ顔全体、消毒液で念入りに拭かれます。
手術中、動かないのはもちろん、名前&生年月日確認の返事後
いっさい返事したりうなずいたりしてはいけない。
などなど。
そして、麻酔も含め、3種類点眼されます。
その後は呼ばれるまで目を閉じて待ちます。
手術室はガラスの自動ドアで閉まってるにもかかわらず
機械を動かしてるような音が聞こえ、
時々先生の「前向いて!」と言う声が聞こえました。
しかもその時の人は何回も何回も言われてて
「前!前!」先生の声も怒鳴り声みたいになっていく…
あーさっきのあの男の人だな…と思いつつも
私もちゃんと前見てられなかったらどうしよう…って不安も大きくなっていく…
本当に、口から心臓出るんじゃないかと思うぐらい、ドキドキが最高潮!!!!!
先に終わって休んでた人も、検査を受けて出て行くのがわかりました。
麻酔も効いてきて、目のまわりというか顔が重たくなる感じ。
ついに順番が来て名前を呼ばれました!!
目を開けて、ぼんやりする中見えた手術室の光景といったら…
ベッドに仰向けに寝たら、もう、まな板の上の鯉です。
自動でベッドが定位置に動きます。
「これを握ってて下さい」と、グニュグニュしたボールを両手に握らされました。
(リラックスするため?)
名前と生年月日の確認をされ「はい」と返事。
以降は返事もしないで下さいと念を押されます。
先生「これが正しい頭の位置ですからね。動いたらダメですよ~。返事はいりませんよ~。」
全身、力みまくり。
目を閉じた状態で まぶたに紙テープみたいなものを貼られます。
まずは右目から。
開眼器を入れられます。
これが痛いっていうのを聞いていたけど全然痛くない。
ぼんやり見えてます。
でも、真正面を意識!
赤い4つの四角のライトの中に緑のライトがあって
その緑を凝視しなくてはいけません。
水みたいなものをピューっとされ、ちょっとビク!ってしたかもしれない。
その後、なんか目をトントン。
事前にYOUTUBEで動画見たんですけど、白いスポンジみたいな物で目を拭くんです。
今、自分がどういう状態で何をされているかがある程度わかるので
おおおー、目触ってるーーー!!!って 笑
その後は、フラップ(ふた)を作る為に電動カンナで角膜を薄くスライス。
ウィーーーンって圧迫と共に何かが横切る!
そして、ペロンってめくられると一瞬真っ暗に!
聞いていたけど、ちょっとあせりながら、緑!緑!と緑のライトを探しました。
でもすぐにぼんやり戻ってきて、緑も見えます。
ずっと、心の中で、緑!緑!と緑のことしか考えてませんでした 笑
レーザーを照射する時間も人によって違い、私は20秒強と言われていました。
開眼器のおかげで、瞬きしたくてもできない状態です。
逆に、瞬きしないように!とか意識してると目が動いてしまいそうだったので
とにかく、緑!だけ。
ずっと先生が優しく「まっすぐですよ~」とか声をかけてくれます。
レーザー照射の間、「あと○秒です」と女性の声も聞こえます。
そのあとはまた、ピューっとかけられたり拭かれたりりしながら、めくっていたフラップを戻すのですが、空気を抜くように針みたいなもので往復しながら戻してる映像を思い出して
自分がそんな事になっていると思ったらなんかくすぐったい気がして 笑
目を閉じて また まぶたをテープで貼られ、今度は左のテープをペリッって剥がし
(その瞬間、まつげの心配した 笑)
同様に。
ただ、左の時はフラップを作る時に
あ!ちょっと痛いかも!痛い!って思いました。
けど一瞬。
やっぱり、心の中でつねに緑!
でも、スポンジで拭いてる時と、フラップを戻すときの作業がどうしてもくすぐったい気がして
こらえるのがツラかった 笑
終わったら、「まだ目閉じてて下さいね~」と言われ
テープをはずされます。
先生「凄いな 笑」ってボソっと言ったんです。
えっ!?何が!!??
って気になって気になって!
でも聞けないし!
ベッドが動いて元に戻ると
「ゆっくり目を開けて下さい」と言われ、目を開けると、、、
…見え、、て、る…?
っていう感じ。
確かめている暇はありません。
ゆっくり起き上がり、もとの部屋に戻りさっきのイスに座り
また目を閉じて待ちます。
あれ?手術終わった人はそっちのイス(リクライニング)じゃないの?
しかも、2~30分ぐらい休んでから診察って聞いてたのに
ほんの2~3分で「はい、目開けて下さい~」って。
最後だから早く終わらせたいんかい!って内心思いました 笑
でも最後だったから、院長先生がその場で診察してくれました。
(院長先生が執刀されるのでその間は代診先生の診察です。)
先生が何回か点眼してくれました。
目がボヤボヤする。
涙がいっぱいたまってるみたいな視界。
でも、見えます!
先生「今日はあんまり目をキョロキョロさせないように、なるべくまっすぐ見てて下さいね。
まっすぐ向いてたらもしもフラップがズレても瞬きで戻りますからね。」
と説明してくれたので、横にいる先生の顔も見れませんでした。
「あと、あんまり目を見開かないように」
と言われたんですけどね、全然見開いてなくて普通にしてたのに
「もうちょっと閉じて。はいそれぐらい。」
え…こんな中途半端な開き方の方がしんどいんですけど… 笑
保護メガネをして、身支度をして、出て行きます。
待合で座る暇もなく、呼ばれてお会計。
18時40分。
たった30分の出来事。
もうなんか、30分でかなりヤツれた感じになってて 笑
注意事項の紙と3種類の目薬と、今日だけ飲む薬(痛み止めと抗生物質)を渡されます。
無事、終了!
涙がボロボロ出ます。
涙ふきつつ、でもよく見える!
でも対向車のライトがかなりまぶしい!
家についた頃には、涙と共に、しみるような痛みが。
たまねぎの汁をジューって目に直接入れられてるみたいな感じ 笑
それが一番ツラかったです。
目を開けてられなくて、閉じてても涙ボロボロ。
当日は寝る時も保護メガネはしたままです。
ちょっとだけメガネをはずして見てみると、
おお~!見えてる~!
当日は洗顔も禁止です。
メガネのせいでちゃんと寝れませんでした。
翌日は検診です
さすがに眉毛は書いて行きました 笑
保護メガネの人がいっぱい。
視力検査。
今まで一番上も見えなかったのに、おもしろいぐらいに次々見えて感動!
右1.2 左1.5 でした。
0.04しかなくて 乱視も酷くて、コンタクトしても そんなに見えなかったのに
この視力!
3ヶ月は安定しません、との事。
診察を受けて、目薬指導です。
◎1日4回点眼する薬。
◎2時間おきに点眼する薬。
◎1週間後から乾燥した時に点眼できる薬。
しばらくは、目薬のことだけ考えて生活してました。
保護メガネも返却し、
でも何か入ったりしたらイヤなので、すぐ持参したダテメガネ装着。
結局メガネ 笑
あと、術後おこる症状として、光が滲んで見えたり、まぶしかったりする症状があるんです。
もとからあったけど、今まで以上にまぶしくて!
あと、ドライアイがツラくて…
乾きすぎて眼球全体が痛い!!
コンタクトのときもだいぶ乾いてツラかったけど
そんなのがかわいらしく思えるぐらい!
防腐剤が入ってないから、開封後10日で使い切らないといけない目薬なのですが
1日1本ぐらいの勢いで使いました。
10日で1本の計算で、約3ヶ月分もらったんですけど
とてもたりません。
なのでネットで同じ目薬いっぱい買いました。
目薬に頼りすぎたら治らないので、まばたきが一番大事だそうです。
しっかりまばたきをする!
日が経つにつれ、まぶしさも減っていき(でもまだまぶしい)
点眼の回数も減ってきました。
しばらくはシャンプーも怖くて、100均で水中メガネを購入して使っていました 笑
その後は3ヶ月検診に行きました。
そして現在は…
丸10年です。
レーシック手術後、最初の自動車免許更新で「眼鏡等」の文字も無くなりました。
何の問題もなく、良い状態です♪
若干、視力下がったかなぁ??と思う時もありますが
支障はありません。
1.0~1.2は保てていると思います。
起きた瞬間から良く見える。
コンタクトやメガネの煩わしさから解放された喜び。
旅行の時とかもラクなんですよ♪
もう0.04の世界を忘れる程、快適に過ごしています。
レーシック体験日記でした☆
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